子午線の羊

<<今回予告>>

 
 われわれは何処から来たのか
 われわれは何者か
 われわれは何処へ行くのか

 * * *

訃報
菊池豊三郎氏(きくち・とよさぶろう=K製薬名誉会長) 七月某日未明、S県N市の病院にて死去。
行年七十八歳。通夜は某日午後七時から、葬儀・告別式は某日午後一時から、
いずれも都内S寺阜斎場で。菊池家とK製薬との合同葬として営まれる。喪主は妻――さん。
故人は明治三十七年三月四日、旧F財閥傍系・菊池家に生まれ、戦時は満州出兵、
戦後にあってK製薬を経営、戦後復興に尽力した。
御家族は密葬を望まれたが、K製薬幹部の強い後押しがあり、此度の運びとなった。送名は曉徳院釈正厳居士。

 * * *

葬儀から約一ヶ月後。昭和五十七年 八月某日。S県N市Y群。
山間深くにぽつりと佇む擬西洋風建築の邸宅「根堅館」に、2人の旅行客が訪れた。
広間に飾られたゴーギャンの複製画は悩める者たちを見下ろし問いかける。

 * * *

 われわれは何処から来たのか
 われわれは何者か
 われわれは何処へ行くのか

 * * *

 そしてまた、人が死んだ。


g01.jpg

レギュレーション

シナリオタイプ:協力型
推奨PC人数:4人
リミット:3サイクル
シナリオの舞台:昭和五十七年 八月某日 S県N市Y群 根堅館(下方に詳細)
シーン表にオリジナル(根堅館シーン表)を使用

ハンドアウト

PC1/推奨:記者
【使命】無事に館を出る。
あなたは旅行客だ。友人であるNPC「森田」と車で移動中の夕方、人里離れた山間で車が故障してしまう。
野宿を覚悟したそのとき、近くに人家の光が見えた。どうか一晩、この「根堅館」に泊まれないものか。

PC2/推奨:若い女性
【使命】 静かに暮らす。
あなたは約2年前、故人・菊池豊三郎の後妻として迎えられた若い女性で、今ではこの「根堅館」の主人だ。
世間を離れ、人里離れたこの館で使用人の他、孤独に暮らしている。 あなたの使命は【静かに暮らす】ことだ。
この辺鄙な館に来訪者とは珍しい。困ったときはお互いさまか。

PC3/推奨:なし
【使命】退屈を紛らわす。
あなたは故人・菊池豊三郎の子供(or孫)であり、今この「根堅館」に滞在中だ。
いささか退屈していた折、偶然にも来訪者たちが現れた。あなたにとって、彼らは良い退屈しのぎになるだろうか?

PC4/推奨:職業:使用人
【使命】来訪者たちをもてなす。
あなたは代々菊池家に仕え、今ではこの館に勤める忠実なる使用人だ。
来訪者の存在は仕事を増やすだけではあるが、奥さまの命令ならばやむを得ない。


その他のハンドアウト

旅行客:森田一郎(NPC)
使命: 無事に館を出る。
あなたは旅行客だ。友人であるPC1と車で移動中の夕方、人里離れた山間で車が故障してしまう。
野宿を覚悟したそのとき、近くに人家の光が見えた。どうか一晩、この「根堅館」に泊まれないものか。

富豪、故人:菊池豊三郎
行年78歳にて先月亡くなった老人。PC2の夫、PC3の父もしくは祖父。
明治三十七年三月四日、旧F財閥傍系・菊池家に生まれ、戦時中は満州に赴き尽力し、
戦後にあってK製薬を経営、戦後復興に尽力したことで知られている。
生前は製薬会社の名誉会長を勤めていた。このハンドアウトに【秘密】はない。


シナリオの舞台

 根堅館(ねがたかん)。
S県N市の片隅、山奥にぽつりと佇む、明治初期洋風建築の大型館。
富豪「菊池豊三郎」が建てた別荘であり、今では菊池の後妻(PC2)がひっそりと住まう。
PC2・PC4の他、住人はいない。





  • 最終更新:2017-07-11 16:16:56

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